カミュというブランデーの種類や価格をまとめて紹介

コロナ禍になり、自宅で静かにお酒を嗜むようになった人が増えたのではないでしょうか?

そんな、お洒落に飲むお酒としてお勧めしたいのが、「CAMUS(カミュ)」です。

この記事では、「カミュ」の説明と、実際に購入する際にお役に立てる

カミュの種類や価格をご紹介したいと思います。

世界3大ブランデーの1つコニャックのブランド「カミュ」

「カミュ」とは、世界3大ブランデーの1つであるコニャックのブランドのことです。

1863年に創業された家族経営のメーカーで、設立当初は経営不振などありましたが、

20世紀初頭にロシア皇帝に愛飲されるなど世界的に知られるブランドとなりました。

日本にはバブル時代に広く流通し、現在もバーやレストランには必ずあるお酒です。

ちなみに「カミュ」という名前はフランスでよくある名字で、

まさにカミュという人がこのメーカーを創業しました。

そもそもブランデーというのは、果実酒から作られた蒸留酒のことです。

蒸留とは他の製法に比べ比較的アルコール度数が高くなる製法で、

カミュのアルコール度数のほとんどは40%です。

ブランデーは果実から生成されるので、

芳醇な香りがして滑らかな飲みやすいお酒です。

その中でフランスのコニャック地方でとれるぶどうを使用して

作られるのが、コニャックです。

ぶどうから作られ、2回蒸留してつくられるコニャックは

世界3大ブランデーに数えられます。

他の2つと比較すると、アルマニャックは1度の蒸留で作られ、

カルバヴァドスはりんごから作られます。

カミュはコニャックのブランドのことで、

フランスのコニャック地方ボルドリー地区のぶどうを

使用したブランデーの一種です。

カミュ、コニャック、ブランデーの関係を車で例えると、

車がブランデー、コニャックが日本車、カミュがトヨタ、日産、マツダといったところです。

また、カミュはボトルのデザインにも凝っていて、ボトルだけでも売買されるほどです。

中にはガラス精工で有名なバカラ社のボトルをに詰めた商品もあります。

飲み終わってもインテリアとして楽しめますね。

 

カミュの等級、種類は?

洋酒は、作られた年代などによって等級が定められ、それによって価値も変わってきます。

種類によってその等級も定め方が違いますが、

ブランデーは蒸留が終わった後の熟成年数で等級が決まります。

その中でも、コニャックは厳正に等級が定められています。

良く見られるのが、「V.S.O.」や「XO」などですが、

これは英語で表現されたものを略して表されたものです。

熟成年数とその出来に基づいてつけられる等級ですが、

まずは熟成年数の考え方について説明します。

熟成年数は、コントという単位で数えていきます。

コニャックは2度の蒸留をした後、樽に入れて熟成していきます。

蒸留後の4月1日~翌3月31日までの熟成期間がコント0で、

その翌1年間がコント1という風にカウントしていきます。

少しややこしいですが、1年間熟成されたものはコント0、2年間

熟成されたものはコント1となるわけです。

市場に出回るものは、コント2以上のコニャック、

つまり3年以上熟成されたものとなります。

次に等級の表記について、以下ランク順に並べていきます。

・Hors d’âge(オール・ダージュ)…コント6以上。フランス語で「年齢が分からないほど古い」という意味です。コニャックの中で最も価値のあるものにつけられます。

・X.O.…コント10以上。Extra Oldの略で、「さらに古い」という意味です。カミュの製品の中でも割とよく見受けられる等級ではないでしょうか。

・Napoleon(ナポレオン)…コント6以上。かの有名なナポレオン・ボナパルトにちなんでつけられた名前です。他のブランデーにも同じ名前のものがあるので、購入する際は気を付けたいものです。

・V.S.O.P.…コント4以上。Very Superior Old Paleの略で、「とても優れて古く澄んでいる」という意味です。ブランデーは透明感のある琥珀色が持ち味のお酒です。この表現はそのブランデーの特徴を出来得る限り称賛したものですね。

・V.S.O.…コント4以上。Very Superior Oldの略で、「とても優れて古い」という意味です。V.S.O.Pから澄んでいるという表記が引かれたものなので、一つランクが下がっているのが分かりますね。

・V.O…コント4以上。Very Oldの略で、「とても古い」という意味です。V.S.O.からさらに優れてという文言がなくなりました。

・V.S…コント2以上。Very Specialの略で、「とても特別」という意味です。前述のとおり、コニャックはコント2以上しか市場に出回りません。その最も熟成年数が短いものの中でも、特別に質の良いものと理解できます。

・スリースター…コント2以上。一番下の等級です。最下層のコニャックですが、その表記が「スリースター=三つ星」と表しているのは粋ですね。

V.S.O.P.、V.S.O.、V.S.のコントは4以上で同じです。

したがって、その表記で比較が分かりやすいように、

熟成年数だけでなくその質で優劣をつけているのが分かります。

また、Hors d’âge(オール・ダージュ)とX.O.では、コント数が等級と逆になっています。

つまりHors d’âge(オール・ダージュ)は、熟成年数を超越した品質があるということを意味しています。

カミュの銘柄と特徴や価格帯

ここまでは、カミュを選ぶための基礎知識などを記してきましたが、

これをもとに実際市場に出回っているカミュの商品を見て行きましょう。

ここでは数ある商品の中から、比較的手に取りやすい3種類を紹介します。

「カミュ VSOP エレガンス」「カミュ XOエレガンス」

まず、初めてカミュを飲まれる方にはこのエレガンスがオススメです。

エレガンスとはフランス語で「上品な美しさ、優雅」などの意味があります。

その名の通り微かなオークの香りとフルーティーさが特徴の上品な味わいが楽しめる商品です。

カミュVSOPエレガンスは定番の商品ですので、

カミュの味を知りたい方はまずこちらから試してみましょう。

価格帯は、VSOPが700ml、5,000円前後、XOが700ml、15,000円前後です。

「カミュVSOPボルドリー」「カミュ ボルドリーXO」

カミュ家お手製、ボルドリー地区の畑で取れたぶどうのみを使った

コニャックがその名の通りボルドリーです。

限られたプイライベートストックを使用しているので、少量生産の逸品です。
女性をターゲットに製造されたと言われ、バニラのような甘い香りとオレンジの風味がします。

価格帯は、こちらもVSOPが700ml、5,000円前後、XOが700ml、15,000円前後です。

 

「イル・ド・レ ファインアイランド」

コニャック地方の西部に位置するレ島で採れたぶどうを使った商品です。

島の潮風を浴びたぶどうを使い、潮風の吹く土地で熟成しているので、

出来上がったコニャックにも塩味が感じられて、さっぱりとした味わいです。
レ島のコニャックは他のカミュ製品と特徴を異にしますが、

こだわりを持ち続けているカミュ家が一目置く土地で作られているので、

人によってはこちらを一番気に入るでしょう。

価格帯は、2,000~4,000円。一番安く日常的に飲めるでしょう。

ブランデーのなかでも有名なコニャック、その中でも歴史のあるカミュのお酒。

高級なイメージのお洒落なお酒ですが、ものによっては意外と手に取りやすかったり、

これだけの価値のあるものなので自分へのご褒美や特別なプレゼントに選んでみたいものですね。

ぶどうから作られてることもあり、どの銘柄も飲みやすいです。

アルコール度数は40~50%と高めですが、まずはその芳醇な味わいを嗜むためにもストレートで召し上がってください。

ブランデーの高価買取は、専門鑑定員の確かな査定で評判のさくら鑑定がおすすめです。