一生モノの時計に出会うために。さくら鑑定のうんちく④ マツダスタジアム前の買取店。
機械式時計に興味をもっていただけましたでしょうか。
でも機械式時計って、どうしてあんなに高額なんでしょうね。
ロレックスのシンプルなモデルで、
並行店で安く買おうとしても4~50万円はします。
パティックフィリップなんかになると、
車が買えるくらいに高いです。
どうしてなのでしょう。
ちょっとやそっとじゃ購入できません。
これは職人が気の遠くなるような手間ひまかけて、
パーツを組み立て、
精度を磨き調整して長い時間かけて、
世に出るからです。
簡単に何万個と量産できるものではないのです。
まさに伝統工芸品なのです。
現在でも自動化できない部分が多く、
1つの時計が完成するまでに数か月かかることもあるのです。
大量生産できないので、
どうしても高額にならざるを得ないのです。
高級時計はスイスが代表的ですが、
スイスという国は人件費が高いのです。
ブランドイメージを大切にするので、
自国での製造にこだわるとも聞きます。
機械式時計は、使い捨ての工業製品とは対極の
一生モノなのです。
故障しても修理して次の世代に引き継いでいく
伝統工芸品、
いや、芸術品なのです。
なので運良ければ将来プレミアがつくことも珍しくありません。
人気があるのもうなずけるはずです。
だからといって高すぎる時計がいいともいえません。
一時期、機械式の時計がどんどん高くなっていた時期もありましたが、
リーマンショック以降、鎮静化されました。
本物のクオリティのいい時計だけが、
価格もギリギリまでに抑えながら、
存在している現在は時計の買い時なのです。
そう、今なのです。
少々高くても、
付加価値があって、
自分に見合ったお気に入りの1本の機械式時計。
そんな時計、探してみてはいかがでしょうか。