オメガ SEAMASTERという高級腕時計の歴史と、その魅力を考える。

スイスの高級腕時計メーカーの一つとしてOMEGAが連想されることはいうまでもないことです。

そして誰しもが、オメガのことをご存知なのではないかと思います。

そんなオメガの腕時計ですが、デザインやモデルなど様々で非常に奥が深いです。

ましてや購入するとなると「何を買えばいいのか」と、悩みが尽きなくなります。

どのモデルも洗練されており、その差などありようがありません。それぞれのモデルがそれぞれの環境で万能な腕時計として君臨しています。

ここでは、数あるオメガの商品の中でも『オメガ シーマスター』について、その歴史や商品像について紐解いていきたいと思います。

『OMEGAの歴史』

オメガシーマスターは腕時計としてはどのモデルよりも歴史が古く、ざっと170年ほどです。最も格式高いモデルといえるのではないでしょうか。そのデビューは、オメガ創業の1848年から100年の時代を経た1948年となります。
それは、第二次世界大戦中のイギリス軍が軍隊の中で使用するダイバーズウォッチの開発をオメガに依頼したことに端を発しています。

そして、その時に開発されたモデルが『マリーン』と呼ばれることになるのです。

『オメガと海の関係』

オメガが初の防水時計を発表したのは
1932年のことです。ダイバーズウォッチとして、世界ではじめて一般向けに発売されたモデルでもあり、この『マリーン』がベースとなり、やがて『シーマスター』が誕生することとなります。

その数年後には、耐磁性能・防水機能の高さから、イギリス海軍で正式採用されることになるのです。

その後も進化を続けるシーマスターが別名『SEAMASTER300』としてデビューするのに時間は掛からなかったようです。軍人だけでなく、海をこよなく愛する人、すべてに門を開くことになるのです。

ヨットを趣味とする方、泳ぐことや潜ぐったり、さらには漁業を営む方々とその条件を選ぶことなく、平等に『時』を知らせてくれます。

余談ではありますが、オメガにはシーマスターの他、スピードマスターやレイルマスターというタイプが存在しています。

その種類を見れば、その人がどんな好みでどんな趣味なのかを想像することができるでしょう。

そういった選択ができるのも、オメガを選んでいく楽しみの一つなのではないでしょうか。

そんなオメガですが、その時々に応じ様々なモデルを生み出されることになります。

例えばアクアテラ・ダイバー300M・プラネットオーシャン・プロプロフなどです。

『過酷な環境でも故障することなくその性能を発揮し、何よりも信頼を置くことができる。』

そんな存在です。存在感もあり、しかし細々とした所まで配慮があります。

それがオメガ。『究極』といわれる所以かも知れません。 

『オメガと映画』

世界中で愛され続けるシーマスターですが、このタイプもしっかり映画に出ています。
最近でいえば『007・ノータイム・トウ・ダイ』で主演のダニエル・クレイグが、
このシーマスターを装着して出演しているのです。
正式名称は『シーマスターダイバー300M・007エディション』といいます。
ダニエル・クレイグはオメガアンバサダーにも選ばれており、
スイスの工場に見学に行くほどのオメガファンなのです。
ジェームズ・ボンドとシーマスターの相性は切っても切り離すことのできない関係です。
もちろん、ダニエル・クレイグもそうなのでないかと思います。
007シリーズの映画を見るたびに、その左手に目が行ってしまいます。
なんでこんなにオメガとマッチしているのか…。
さりげないお洒落とでもいうのか、ただただ格好いい。
両方の魅力が合わさることにより、ここでも究極が作られることになるのでしょう。
まだダニエル・クレイグとオメガの共演を見られていない方は、ぜひ一度見てみてください。
オメガのことがますます好きになること間違いなしです。

『OMEGAの最新モデル』

さて、ここからは、最新の『SEAMASTER300』について説明させていただきたいと思います。

2021年オメガ「シーマスター300」はヴィンテージテイストでありながら洗練された質感を実現してリニューアルしました。

プロフェッショナルダイバーズウォッチとして1957年に登場して以来、世界中で愛用されてきた「シーマスター300」は、2021年に受け継がれてきた精神はそのままに、
現代にマッチングしたヴィンテージテイストにブラッシュアップされて、マスタークロノメーター認定モデルとして登場しました。

クラシックデザインと最新機能が融合したシーマスター300。伝統的なクラシックデザインと新しいドーム型サファイアガラスを備えたステンレススティール製41ミリサイズの4種類に加え、オメガ独自合金となるブロンスゴールドが追加され、全5種類となりました。

重厚感を残しつつ、サファイアガラスは従来より薄くなっています。ベゼルも薄くなっています。

ベゼル素材には、シュウ酸陽極酸化処理が施されたアルミニウムが塗装されており、強度が増しています。

また文字盤にはベースとなる層にはスーパーミノヴァが塗装され、プレートには凹型のインデックスが施されており、3,6,9,12にはトライアングルアワーインデックスが歴史を覗かせるサンドイッチダイヤルとなっています。

ビンテージ感の演出として1960年代の初期モデルに使用されていたアラビア数字が復刻されているのも、歴史を重ねてきたシーマスターだからこその演出ではないでしょうか。

何よりも、既存モデルと大きく異なるのは、マスタークロノメーターを取得していることにあります。

このマスタークロノメーターとはスイス連邦計量・認定局(METAS)から認定されるものであり、スイス公式クロノメーター検定協会(C,O,S,C,)の厳しいテストをクリアした
ムーブメントが搭載されたモデルが対象となります。

言ってしまえば普段の日常生活はもちろん防水性にも優れていて、1万5000ガウスという強力な磁場環境においても高い精度と機能を維持することが証明されたということです。

ケースバックにはサファイアガラスが施されたムーブメントの動きを見ることができ、自社製のオメガコーアクシャルマスタークロノメーターキャリパー8912となっています。

秒針も特徴的で、1950年代のオメガで採用されていた先端が丸くなったロリポップ針(SSモデルのみ)が新たなデザインに生まれ変わり、復刻採用されています。

『2021年シーマスター300はブロンズゴールドに注目』

これまでのオメガは18Kゴールドなどをケースに使用してきましたが、今回オメガ独自合金となるブロンズゴールドは従来のブロンズではありません。

純度検証極印を得た9Kゴールドを37.5%使用し、パラジウム、シルバーを独自に配合した合金となっており、柔らかく肌に馴染みやすいピンク色の素材はブロンズでありながら耐腐食性に優れ、酸化して緑青を発することがありません。

経年劣化はゆっくりと進み、使い込むことで生まれる自然な美しさを長期間楽しめます。
ステンレススティール製ブレスレットとブルーダイアル、レザーストラップとブラックダイアルの2モデルに加えて採用となったのがブロンズゴールドを使用した最初のモデルとなります。

ブロンズゴールドのベゼルはセラミック製であり、ダイアルな摩耗がないブロンズ合金(CuSn8)が使用されており、秒針はシーマスターではおなじみの尖った形状をしています。

もちろんスーパーミノバがインデックス、針に塗布されていて、暗がりの中でも抜群の視認性を誇ります。

シーマスター300は古き良きヴィンテージデザインを現代の技術により、まったく新しく洗練されたシーマスター300に生まれ変わったのです。

自動巻き300m防水、パワーリザーブ最大60時間とタフさも含めて、ケース経41mm、厚さ13.85mmとなっており、あなたのビジネスシーンの相棒として頼りになるシーマスター300でもあります。

上質なアンティーク感がありながら、最新の機能を備えたヴィンテージ感溢れる「シーマスター300ブロンズゴールド」はオメガファンならずとも、迎え入れたい一本ではないでしょうか。

シーマスター300コーアクシャルマスタークロノメーターは726,000円~となっており、ブロンズゴールドは1,364,000円となります。

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現在日本では新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」が発生しています。

次の感染拡大や緊急事態宣言が発令される前に他方面での動きがみられているようです。
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