ロレックス 機械式腕時計の魅力

 

ケータイ電話の普及により、最近若い人たちを中心に腕時計をしない人が増えている。

たしかに時間を確認するときに手をかざして腕時計を見るという、ありふれた光景も最近は見なくなった。

その代わりにバッグやポケットからケータイを取り出して時間を確認する光景の方が多く見られるかもしれない。

時間を確認するという行為だけで考えれば、どちらでもいいわけである。

 

 

現在の腕時計のほとんどは大きく3つに分類される。

 

   1、 機械式

   2、 クオーツ式(電池)

   3、 電波式

 

正確性でいえば3→2→1の順となる。

具体的に言えば機械式の場合日差±10~20秒のズレが生じる。

クオーツならそれが、月差±10~20秒程度。

電波式ともなると30万年に1秒以下という驚くべき高精度である。

 

正確な時間を追求するなら、機械式腕時計を選ぶのはナンセンスである。

クオーツの方が安いくて精度は高いし、電波式なら時間を合わせることすらいらない。

ではどうして、機械式が人気があってしかも高額なのでしょう。

 

やはり実用性とか合理性だけで人は選ばず、そこに「こだわり」があるのである。

もちろん時計には全く興味のない人もいるだろうが、

好きな人にとっては機械式腕時計の魅力にひきつけられるのでありましょう。

自分の腕の中で途切れることなく時を刻む小さな世界、

心臓の鼓動にも似た規則正しいい振動、

200年以上も前に開発された技術が、昇華し今でも息をしていることなどが、

電気仕掛けの時計には真似できない魅力なのである。

 

毎朝、顔を洗うのと同じようにリューズを回さなければならない。

機械式なので、メンテナンス(オーバーホール)も必要である。

しかし、それさえ怠らなければ、子や孫の代まで受け継がれる一生モノとなるのも魅力ではないでしょうか。